偽友理念体系Ⅱ

セカンドシーズン

2017.12.20 カプコンプロツアー2017が終わった

さる12月10日に行われたカプコンカップ2017が終了し今年のカプコンプロツアーが終わりました。カプコンプロツアーとはストリートファイター5を用いた年間を通して行われるポイントレースで、世界各地で行われる大会の成績で選ばれた上位32名が賞金総額37万ドルのカプコンカップ2017トーナメントへ出場できるというものです。自分は一年通してツアーを見続けてきたので思い出を記していこうと思います

最強キャラクターは?
ツアーがはじまった時期にゲームバランスの調整が入ったためキャラクターの評価が一変しました。最終的には、いぶき・ラシード・バイソン・豪鬼辺りを頂点に、それにひけをとらないくらいの強さをもった様々なキャラクターがその下に並ぶような勢力図になり、多くのキャラクターが優勝の可能性を持つようになりました

Punk
2016年のカプコンカップでアメリカのNuckleDuが優勝したことで今年はアメリカに注目が集まっていました。そのアメリカの大会で年間を通して優勝しまくったのが、かりん使いのプレイヤーPunkです。最終的にダントツ1位のポイントを集めたこの”スト5星人”の登場は、Punkに勝てないと大会優勝は無いと日本のトッププレイヤーたちを大いに刺激しました。彼の今年一番の成功はアメリカの招待制大会「Eリーグ」における優勝で、彼はその大会で優勝賞金15万ドルを手にしました

ボンちゃん
日本のナッシュ使いボンちゃんが、5月にあった大会で優勝しました。そしてその勢いのまま立て続けに次とその次に出た大会でも優勝し結局彼はそれらの大会で1度も負けることがありませんでした。ボンちゃんは4月に行われた北米大会でのインタビューにおいて「(シーズン2当初の)ナッシュで大会に勝つのは無理。幼稚園児レベルの調整が行われた」と発言して注目を集めました。(https://www.youtube.com/watch?v=DIqxJAyXPqA)事実ナッシュはかなりの弱体化調整を受けていて昨年までのナッシュ使いたちが使用キャラクターを変更して今年の大会に臨む中、ボンちゃんだけはナッシュを使い続けて結果を残しました。このことは彼自身のプレイヤーとしての能力の高さを改めて証明しただけに留まらず、ゲーム自体に失望していたナッシュ使いたちがもう一度チャレンジを続けるキッカケともなったため、スト5というゲームの価値を高めた出来事だと思います

ときど
ストリートファイター5における世界最大のオープントーナメントがアメリカで行われるEVOです。アメリカではその模様がテレビでも放送されました。ここで今年優勝したのが日本の豪鬼使いときどです。彼は決勝でPunkを破り世界一の栄冠を手にしました。ときどが見せたこの大舞台での奇跡的な勝利は大会結果で欧米に押され気味だった日本のプレイヤーたちがスト5における威信を取り戻すための契機になりました。ときどは以前よりゲームに取り組む真摯な姿勢などから尊敬されるプレイヤーでしたがこの大会の活躍で、なおいっそうみんなから期待される存在になっていったと思います

ウメハラ
ボンちゃんは同じキャラクターを使い続けて結果を出しましたがキャラを変更して結果を出したプレイヤーが、言わずと知れたプロゲーマーウメハラです。ウメハラは当初リュウを使っていたのですが調整による弱体化の影響があまりにも大きくキャラ変更を余儀なくされました。昔からリュウ使いというイメージが強く、ウメちゃんのリュウが見たいというファンの声も多かったのでこのキャラ変更は苦渋の決断だったと思います。変更直後の序盤戦は目立った活躍がありませんでしたがツアー中盤になるとメキメキと頭角を現しはじめ、7〜8月の間に行われた大会で3度の優勝を果たし彼の格闘ゲームへの情熱が未だに健在であることを示しました。最新作でウメハラのような伝説的なプレイヤーと本気の試合ができるというのがスト5の魅力の一つでもあると思います

ProblemX
ツアー終盤の活躍でヨーロッパ最強プレイヤーとして警戒されはじめたのがベガ使いのProblemXです。ベガは持っている技のひとつひとつは強力であると思われていたのですが、アジアやアメリカ地域ではなかなか優勝までたどり着くプレイヤーが出ず、動きの単調さなどからトーナメントで優勝までたどり着くのは厳しいかと思われていました。しかし世界中のトッププレイヤーも参加したイギリスのプレミア大会で彼が優勝したことによりプレイヤーたちはその強さを再確認し、それによってProblemXというプレイヤーに対する評価も大きく変わっていきました

MenaRD
カプコンカップ2017で最終的に優勝したのは南米ドミニカ共和国のMenaRDで、カプコンカップ本戦ではただ1人彼のみが使用したバーディーというキャラクターで強豪たちを次々と退け、賞金25万ドルを手にしました。決勝は日本の豪鬼使いときどとの試合で、ほとんど負けが決まったと思われた状況から逆転し、その勢いのまま優勝という快挙を成し遂げました。ツアーにおいて終始ノーマークだった南米から優勝者がでたことはこのゲームが世界的に愛され、様々な地域でハイレベルなコミュニティが育っていることを証明しました。

1つの記事では書ききれないくらいこの1年でたくさんの事がありました。カプコンカップの終わりに来年追加予定の6キャラが発表され新要素のVトリガー2が加わることも確定しており、スト5の勢いはまだまだ続いていきそうです。来年のトーナメントシーンも必見です。